友達のバイクの後ろに乗り千代作へ。
この日のボクは本気だった。
最初から迷わずEX。
いや、確かに迷った。
友人は迷わずラーメンだっただけに、友人に対して殺意を抱いたことも確かである。
しかし、奥さんや正純さんがそろそろEXを食べるのではないかと、一挙一動を見守っているのである。
そしてついに、ボクは千代作EXのボタンを押すに至った。
食券の色は青。
カウンターに食券を差し出すと、正純氏がニヤリとした。
出てきたEXはなんとも豪華。
頂上にはチェリーが二つも乗っていた。
パフェでさえチェリーが一つなのに、二つも、である。
メンマ、海草、チャーシュー2枚、チャーシューばら肉、チャーシュー(コラーゲンたっぷりなところ)、きゅうり、玉子2個、ナッツなど、具がいっぱい。
汁は定番の味をベースとして、柚子やなんやらかんやらで、かなりおいしかった。
ボクの数少ない冷やし中華体験の中でもTOP3に入るだろう。
麺の量は多く、つけ麺よりも食べ応えがあったように感じた。
おそらくEXの麺はかなり固めに茹でてあったためだろう。
いつも食べている麺が、こんなにもシコシコになるなんてびっくりだった。
この店にラーメンが存在しなければ、ボクはもう一度千代作EXを食べるだろう。
そんな気持ちにさせてくれたEXだった。